惑星協会が推進するソーラーセイル実証機「ライトセイル2号」から信号を受信【改訂】


先日米スペースX社のファルコン・ヘビーロケットで打ち上げられた(こちら)ソーラーセイル(太陽帆、Solar sail)実証機「ライトセイル2号(LightSail 2)」から発信した信号を受信しました(こちらのツイートを参照)。




「ライトセイル2号」の構成を示すアニメーション及びミッション概要がこちら




ミッションを推進する国際的なNPOの惑星協会(The Planetary Society)では、CubeSat(キューブサット)の高度をソーラーセイルで上昇できる事を実証する事が目的であるとしています。CubeSatは超小型である為に推進機構を持つ余裕のスペースが無い為に自然に高度が下がり大気層で燃え尽きてしまうからです。

しかし、地球を周回する多くのCubeSatに十数mのソーラーセイルが取り付けられると、地上からの光学系の天体観測で障害になる可能性があります。実際スペースX社が打ち上げたブロードバンドインターネットサービス「スターリンク(Starlink)」計画の通信衛星に対して、天文学者が問題にし始めている為です(こちらを参照)。通信衛星の場合には初期の低高度位置で発する反射光が問題ですが、60基の現状に対して1社で1万2000基を打ち上げた時(今後そのような企業が増えそう・・・)の影響は不明です。

こちらは米国ローウェル天文台(Lowell Observatory)で銀河団を撮った時、「スターリンク」の衛星が残した軌跡です。


同様に多数のCubeSatでソーラーセイルを広げたら、宇宙は広いといっても地球の周りは幕を張ったようになる可能性があります。



【改訂】 2019年07月10日 07:05 記述追記と画像追加

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