史上初、ブラックホールの撮影に成功


イベントホライズンテレスコープ(Event Horizon Telescope Japan)」のこちらのプレスリリースによると、おとめ座(Virgo)にある楕円銀河(Elliptical galaxy)「M87(Messier 87、NGC 4486、おとめ座A)」の中心にあるブラックホールの撮影に成功しました。理論的には存在を予言されていて、各種状況から確信に近い存在ではありましたが、実際に観測できていませんでした。尤も、ブラックホール自体は光を含め全てを取り込んでしまう特性がるので、ブラックホールに取り込まれてしまう前に発する光(電波)を観測する事で存在を証明しようとしていました。


その映像がこちら




成果に至るポイントは、地球規模の仮想電波望遠鏡を構築する事(こちらを参照)と少ない画像ポイントからのデータを用いた画像化手法とその際用いたデータ較正手法でした。


特に、従来法 (DIFMAP) ・米国提案法 (eht-imaging) ・日本提案法 (SMILI) の3つの異なる画像化手法のソフトウェアを用いた解析作業を、4チームに分かれて実施し理論から予想される結果と同じ様な結果になった事でしょう。



尚、「M87(Messier 87)」についてはこちらこちらで紹介しています。

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