「GIGAZINE」サイトの記事から興味ある図表を2つ見つけたので紹介します。
・ある病気(感染症)が国中あるいは世界中で流行
・ある感染症(特に伝染病)の(顕著な感染や死亡被害が著しい事態を想定した)世界的な流行
・(感染症などとは関係なく)世界流行とも。
・ある感染症(特に伝染病)の(顕著な感染や死亡被害が著しい事態を想定した)世界的な流行
・(感染症などとは関係なく)世界流行とも。
など
世界保健機関(World Health Organization、WHO)が、今回の武漢肺炎(2019新型コロナウイルスによる急性呼吸器疾患、Coronavirus disease 2019、COVID-19)に対して3月11日に「流行の拡大についてパンデミック相当との認識を示した」のは、(国を越えて)「感染症の世界的な流行」がハッキリしたからという立場だからと考えられます。
中国政府の数値を信用すれば、2月の半ばまでは(中国以外は中国からの帰還者などに集中して、各国での発生に及んでいないという事で)、WHOの立場で「パンデミック」宣言を出し辛かったのは確かです。それでも3月初めには「中国以外で人から人での感染が出た事で、パンデミックになる可能性が非常に高い」という予測根拠で緊急事態宣言を出しても良かった気がします(似たような言葉を使っても、インパクトがなかった)。3月11日時点では「現状パンデミック状態になった」という実績ベースでの宣言になってしまいました。
法的な権限を持たない(従って責任もない)WHOに依らず、各国政府の判断が必要であったともいえますが、世界中のデータが集まる(判断を尊重される)専門家集団としての(政治的と云われない)決断が欲しかった・・・
数値的に解析した結果でしょうが、「GDPや食料・エネルギーの自給率が高く、他の国から遠く離れた場所にある国ほどいい結果」になるとの事(温暖化による環境変化は未だ評価ポイントに入っていない)。ただ、日本の課題としては、ユーラシア大陸の国々と比較的近接している点(難民が押し寄せる?)や、島国の中では広大な国土を有している一方でエネルギーの自給率が低い点などが挙げられています。
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