こちらの記事によると、写真家がタイムラプス動画用に「NEOWISE彗星(C/2020 F3 (NEOWISE)、Comet NEOWISE)」を継続撮影したら、SpaceXのスターリンク衛星(Starlink satellites)が映り込んでしまった(こちら。タイムラプス動画がこちら)と嘆いています。
SpaceXによるスターリンク衛星の打上げでは、一度に数十基の小型衛星を打上げて徐々に世界上空へ展開していくので、スターリンク衛星と判ってしまいます。SpaceXを援護する訳ではありませんが、動画でも判る通り他の衛星又は航空機も写っているようです。これは現状及び今後の課題が典型的な例として挙げられただけです。
現状で既にスペースデブリとして問題になっています。今後は安価に打上げられる超小型衛星が増加するでしょう。これは商用・観測用だけでなく、軍事的に衛星を破壊される可能性が出てきた事に対応する、安全保障の衛星コンステレーション化計画もあるからです。
安全保障問題を除けば、燃え尽きなかった衛星の落下問題が無い限り大きな社会問題になりそうもありませんが、天文観測を必要としている研究者にとっては光学系の超高性能望遠鏡を地上に設置する意味がなくなる可能性があります。
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