NASAが火星探査車の打上げ成功


米国NASAのこちらの記事によると、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(United Launch Alliance)社が提供する「アトラス V(Atlas V)」ロケットで、Mars 2020ミッションに基づく火星探査車(Mars rover)「パーサヴィアランス(Perseverance、『忍耐』の意味)」を打ち上げました(こちら)。



2021年2月中旬に火星着陸を予定しています。



探査車「パーサヴィアランス」は「キュリオシティ」をベースにしていますが、足回りを強化している他、新規開発の多数の観測機器を搭載しています(こちら)。



無人ヘリコプターも搭載しています(こちら)。




NASAの火星探査車としては、 「ソジャーナ(Sojourner)」、「オポチュニティ(Opportunity)」、「 スピリット(Spirit)」、「キュリオシティ(Curiosity)」に続くものです。地球と火星の太陽公転周期を考慮した最適なタイミングであり(こちらを参照)、先日はUAEが火星探査機を日本のH-IIAロケットで打ち上げましたし(こちらを参照)、中国も打ち上げました。


日本は次の次で2024年のタイミングに打上げる火星衛星探査計画(Martian Moons eXploration、MMX)を予定しています。 欧州宇宙機関(ESA)とロシアの宇宙機関(Roscosmos)は次の2022年に向けて「エクソマーズ(ExoMars、Exobiology on Mars)」プログラムを進めています。

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