京都旅行2020年秋(9) 「東寺」


山科から京都駅に戻り、これまで新幹線などから五重塔見るだけになっていた「東寺」に参拝しました。



金堂(こちら)の内部空間は広く、本尊の薬師如来坐像と日光菩薩・月光菩薩像が安置されて厳か(こちらを参照)。




講堂(こちら)も天井が高く、大日如来を中心に多くの如来像・菩薩像・明王像などが安置され、殆どが国宝となっていて若干圧倒されました(こちらを参照)。




五重塔(こちら)は東西南北の四面とも開放されていました(こちらを参照)。




秋季特別公開期間に当たっていたので、東寺宝物館も見る事ができました。此処では「国宝十二天屏風と経典類」と題していて、「十二天屏風」は鎌倉時代の国宝、江戸時代の万延本、現代の版本を比較展示しているのは面白かった。廃仏毀釈と旧物破壊の嵐が起きた明治初期に、美術品としての重要性を評価して発行した鑑査状を展示していたのは珍しい(こちらを参照)。



最後に「東寺」の塔頭観智院」(こちら)を拝観しました。




客殿は桃山時代の典型的な書院造りの建造物として国宝に指定されている事もあって、ガイドはこちらの写真を撮れば『国宝から国宝を撮った』事になると強調していました・・・



本尊は「五大虚空蔵菩薩」です。宮本武蔵筆という「鷲の図」と共に、こちらのページを参照してください。



今回は1泊2日で紅葉の時期とは少しずれていましたが、その分だけ人も少なく観光ポイントも多く・じっくり見られて良かった。紅葉は出来たら一緒に・・・などと言わず、その時期に合わせて単一目的の方が良いのかも知れません。

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