グリーンランド氷河からの「氷山分離」の仕組み


温暖化に伴って氷河の後退や海面上昇が問題になっています。「氷山分離(Ice calving、Glacier calving、Iceberg calving)」は観光船などで観られる驚異の風景であると共に、温暖化の典型事例にもなっています。


グリーンランドにおける氷河からの「氷山分離」の仕組みをこちらのアニメーションで示しています。つまり、夏の気温上昇が氷河の表面に溶融水のプールを作り、このプールは氷河に穴を開け氷河下部に川の流れができます。溶けた水が海に流れ込むと、暖かい塩水は重いので底部に潜り込んで氷河先端部を溶かし(Undercutting)最後は崩壊させます。



溶融水のプールから川のように流れる水は堆積物を運び、氷河の先端で重い塩水に持ち上げられて茶色の水となって海面に現れます(こちら)。

Credits: NASA/JPL-Caltech



参考: NASA


   

この記事へのコメント