今回の綺麗な銀河・星雲は、2019年10月末に太陽系の黄道(Ecliptic)面を通過した恒星間天体(Interstellar object)「ボリソフ彗星(2I/Borisov、C/2019 Q4 (Borisov))」です(こちら)。
望遠鏡が超高速で移動する彗星を追うので、背景の星の光は異なる波長帯になり色分けしています。
1997年ごろに明るくなった大彗星「ヘール・ボップ彗星(Comet Hale–Bopp)」は、約45億年前に太陽系内で形成されたガスと塵の雲と非常によく似た組成を持つ彗星でした。最近の研究によると、「ボリソフ彗星(2I/Borisov)」は、「ヘール・ボップ彗星」の組成と非常に良く似ており、2019年に太陽のそばを通過するまでどの恒星の近くも通った事がなかった原始的な天体と考えられます。
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