地球観測衛星「Aqua」が2021年9月に撮った、ベネズエラに位置する「マラカイボ湖」の湖面


ベネズエラ北西部に位置する「マラカイボ湖(Lake Maracaibo)」の湖面の特性を色調で示す、地球観測衛星「Aqua(EOS PM-1)」の画像(2021年9月撮影)がこちら。色の源は、緑色が藻類、褐色が河川の堆積物の流出、灰色は原油の流出です(こちらの記事を参考にしています)。



水路を通じてベネズエラ湾に繋がる湖の北部は汽水(Brackish water)域で、南部は川からの豊富な水量によってほとんどが淡水域になっています。また、ベネズエラは産油国ですが、マラカイボ湖の地下には世界最大級の石油・ガスの埋蔵量があり、同国の3分の2を産出する油田地帯です。所がパイプラインは殆どが50年前のものと云われて保守が行われないどころか、殆ど地図にも載っておらず、原油の流出事故が絶えないのです。

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