月面着陸したJAXAの無人月面探査機・着陸機「SLIM(Smart Lander for Investigating Moon)」が復活しました。予告があった通り、月面上で太陽が西から当たるようになった事で電力が得られるようになったようです。
昨晩SLIMとの通信を確立することに成功し、運用を再開しました!
— 小型月着陸実証機SLIM (@SLIM_JAXA) January 28, 2024
早速MBCの科学観測を開始し、無事、10バンド観測のファーストライトまで取得しております。
下の図はマルチバンド観測のファーストライトにてトイプードルを観測したものです。 pic.twitter.com/vLVh4utQTT
早速、マルチバンド分光カメラ(Multi-Band Camera:MBC)による観測を開始したとの事(着陸ポイントの選択背景、目的などはこちらを参照)。観測対象とした「トイプードル」はこちらで名付けられています。
SLIMに西陽が当たるのは1月31日夕方までで、極寒の夜(-130℃)が2週間続くので、名付けた岩石のデータ取得を終わらせる事ができるか、SLIMが極寒に耐えられるのかが課題になるのでしょう。
SLIMに西陽が当たるのは 1月31日夕方までで, マイナス130℃の極寒の夜が2月15日まで約2週間続く. 今回同様に太陽電パネルで発電して目覚めるとすると月齢16の2月26日頃になる予想だが, SLIMちゃんは越夜できずに永遠の眠りに付く可能性が高い….応援しよう #SLIM pic.twitter.com/fxe8wxyN5y
— Shinsuke Abe 阿部新助 (@AvellSky) January 29, 2024
【改訂】 2024年01月29日 22:00 ツイートの追加
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