芸術の秋(!)、「吉例 顔見世大歌舞伎」を鑑賞してきた


芸術の秋(!)という事もあって、美術館巡りだけでなく、昨日は東京・銀座の歌舞伎座で11月公演(千穐楽:11月26日)「吉例 顔見世大歌舞伎」(夜の部)を鑑賞してきました(こちらを参照)。

吉例 顔見世大歌舞伎_11月公演_s.png

演目「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」では、石川五右衛門役の吉右衛門丈と真柴久吉役の菊五郎丈がシッカリした格のある演技を見せてくれました。しかし、見所は演目「隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ)」で法界坊役の猿之助丈でした。話しの筋としてはお家再興の為に重宝の一軸を探す中で横恋慕・騙し合いや凄惨な殺し場面があるのですが、中核役の法界坊が悪役としてのセリフ・仕草の中で三枚目的な役柄になっていてます。法界坊役の猿之助丈の演技が軽妙であり、役回りを十二分に発揮しながら、借金証文を確認する場面では客席まで巻き込むなど場内を沸かせていました。

日本の伝統芸能ですから、一幕見も活用するなどご覧になる事をお勧めします。



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