「与圧」なので宇宙飛行士は車内では宇宙服を脱げる。
月面の探査は下図の5か所の領域(赤長方形囲み)を想定しています。先ずローバーを月面の最初の探査領域におろし、宇宙飛行士は月の軌道を周回している「月近傍有人拠点(Gateway)」から宇宙船で月面に降ります(こちら)。
一つの領域を探査し終わると宇宙飛行士は「Gateway」に引き上げます。ローバーは次の探査領域に(無人の)自動運転で自律的に移動します。ローバーが目的地に着いたら宇宙飛行士が再び宇宙船で降下して領域を探査する、といった事を繰り返します。
ここには多くの課題があります。自動運転一つとっても、地球上と違ってGPSは使えないし、事前に計測した地図を用意できる訳でもありません。しかし、はやぶさ2での自動制御の経験やNASAの火星探査車の実績がありますから、易しくはないでしょうが不可能ではないでしょう。
想定するローバーでは水素と酸素を使った燃料電池車とするのもポイントですが、現在の技術の単なる延長ではないでしょう。
厳しい環境で安全・確実に1万キロを走破する必要がありますから、トヨタの品質・耐久性・信頼性への期待が大きいですネ。
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