今回の綺麗な銀河・星雲は、かじき座(Dorado)にある輝線星雲(Emission nebula)「タランチュラ星雲(Tarantula Nebula、NGC2070、Caldwell 103)」です(こちらとこちら)。大マゼラン雲(Large Magellanic Cloud)のHII領域(H II region)にあります。
スピッツァー赤外線宇宙望遠鏡(Spitzer Space Telescope)による赤外線の2波長による画像
スピッツァー赤外線宇宙望遠鏡(Spitzer Space Telescope)による赤外線の2波長による画像
スピッツァー赤外線宇宙望遠鏡による赤外線の3波長による画像
緑色は高温のガス、マゼンタ色(赤と青の組合せ)は星間塵で、白色は3つの波長を発しています。
スピッツァー宇宙望遠鏡は1月30日をもって運用を停止します。高精度の赤外線観測の為に冷却用のヘリウムを使っていましたが、2009年5月に底を突き最長波長での観測はできなくなっていました。それでも10年間も利用できる機能により活躍してきました。
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